版画の似合うツールや効果的なものとはどんなものでしょう。
童画表現でも、水彩であざやかに彩色された「版画」はとても落ち着いた上品な世界をつくりだします。また、版画の線がクッキリしていますので、その形のシンプルさと強さで印象深いイメージも与えてくれます。
似合うツールとしては、ちょっと大人びた感じや、ずっと眺めていても飽きのこない表情をしていますので、いままでも書籍の表紙やカレンダーをはじめ、案内状のさりげないアクセントとして利用されてきました。さらに単色表現にも合いますので封筒やステーショナリーのアイキャッチとしてシンボリックに使用されてきました。
アトリエ銀穂で発行した作品集「杉田幸子の描き続けた動画〜絵は生きるよろこび」に掲載されている彩色版画の中から、実際に使用されたいくつかの見本をご覧ください。
左:書籍の表紙 右:案内状のビジュアルアクセント
左:結婚式案内状のイメージに(2つ折り) 右:単色刷りの角2封筒アイキャッチシンボル
※作品集掲載のほかにも多くの版画が使用されました。