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童画家・杉田幸子のプロフィール。

1945年
満州生まれ。
1964年
盛岡二高卒業後上京し、造形美術、ビジュアルデザインを学ぶ。主に出版美術の世界でフリーのイラストレーターとして自立。その後結婚、恵比寿に住み、保育園に子供を預けながら絵を描き続ける。
1982年頃
ある絵本講座で女性クリスチャンとの出会いから、信仰を持つ人の背景を学ぼうと教会の聖書の会へ参加する。
1983年
童画芸術協会(現在の名称は新*童画)に創設から参加。毎年秋の童芸展にはクリスマスをテーマにした作品などを毎年出品する。
1986年
ペンテコステにキリスト品川教会で受洗。その後は童画と版画でクリスマスや聖書の物語をテーマに作品を多く手がけていくこととなる。
1988年
新礼拝堂建築のため仮設建物の外堀を飾る壁画を依頼され「聖書物語」として12点制作する。
1989年
教会週報「泉のほとり」のために、ちいさな版画作品を2007年まで220点あまり継続して制作。多くが聖書や教会などを題材にしたもの。
1990年
百万人の福音・増刊号「アンデルセン・シンフォニー」のため、デンマーク取材旅行に同行し、イラスト紀行を描く。
1992年
東京から山梨市に家族で転居。
1992年
「のはらのひじつじかい」、1995年「かみのこひつじイエスさま」、1996年「おおおとこをたおしたダビデ」と、聖書絵本が相次ぎ出版される。
1993年
教会学校教案誌「成長」の表紙を2007年まで担当。2003年から暗唱聖句・豆カードのイラストを2011年まで描く。また、「百万人の福音」の表紙を2年間担当する。
1994年
福音主義教会連合「教会学校教案」表紙と聖句カードの挿絵を2011年まで継続して描き続ける。こうした聖句にあわせたカードの挿絵は、旧・新約聖書のさまざまなシーンを描くこととなり、後に絵本聖書を手がける時の大きな助けとなる。
1994年
「アトリエ銀穂・絵画教室」を主宰し、子供たちをはじめ、多くの生徒さんの作品を発表するクリスマス絵画展を、以後2011年12月の第11回まで山梨市で開催。また原画展、童版画展などは各地で個展を開催する。
1999年
たくさん挿絵の入った伝記で、初めての著作「横浜のヘボン先生」を出版する。後にリニューアル版「ヘボン博士の愛した日本」も出版される。
2004年
日本赤十字の依頼で「絵は生きるよろこび」と題する講演を山梨で行う。
2007年
準備期間を経て、2008年春より毎月発行された「みんなの聖書・絵本シリーズ」(日本聖書協会発行)全36巻のうち、新約聖書18冊の挿絵を担当する。3年間にわたって216点もの聖書の場面を描き、2011年春に全巻完結。
2008年
太平洋放送協会のTV番組・ライフライン「聖書の絵本」に出演する。
2009年
描き続けていた絵本聖書の取材を兼ねて、初めて聖地イスラエルを旅する。
2011年
今まで描きためた童画で編纂された絵本「クリスマスのおとずれ」が出版される。また、念願の猫の絵本「ぴったりのプレゼント」も出版される。
2012年
†1月27日、脳内出血のため急逝。
天に召される直前まで童画を描き続け、3月8日から日本橋丸善で開催の、東日本震災復興チャリティ童画展への出品作品「天使とこねこ」が遺作となりました。

杉田幸子・品川教会聖書物語の壁画
▲教会仮設建物の外堀を飾る壁画「聖書物語」の前で

画歴

1983年
11月、第1回童画芸術協会展(童芸展)に出品。以後毎年出品。(於:東京銀座松坂屋別館)同展にてゴールドメダル会員賞、ギャラリー毎日賞など受賞。
1991年
4月、講談社フェーマス・アーチスツ・スクール童画部門講師。
1994年
4月、TV・ライフライン「アトリエ訪問」出演。(太平洋放送協会)。
7月、個展「表紙絵・原画展」(於:東京お茶の水クリスチャンセンター)
「アトリエ銀穂・絵画教室」を主催し、山梨市内で毎年クリスマス絵画展開催。
1996年
4月、個展「こころの四季を彩る―童版画展」(於:山梨市ギャラリーパレット)
9月、個展「童版画展」(於:芦屋市、スペース・チャイム)
11月、個展「クリスマスを祝う―童版画展」(於:尼崎市ギャラリー・もえ)
1997年
10月、個展「こころ、響き愛-版画展」(於:岡山教会)
1998年
5月、出品「ピーターパンこども基金チャリティ展」(東京・霞ヶ関ビル)
12月、個展「よろこびの贈りもの―クリスマス原画展」(於:盛岡市ギャラリー・ヒラキン)
個展「クリスマス原画展」(於:山梨市ギャラリーパレット)
2001年
3月、出品「童画による金子みすゞの世界展」(於:下関市立美術館 6月千葉・昭和ロマン館)
2002年
5月、個展「春の子どもたち・原画展」(於:山梨・石和スコレーセンターギャラリー)
5~8月、出品「童画芸術協会による野口雨情展、金子みすゞ展」(於:千葉・昭和ロマン館 9月新潟・アミューズメント佐渡展示室)
2003年
11月、TV・NHK甲府「もうすぐ山梨のおひる 金曜カフェ」出演。
12月、個展「クリスマスのこどもたち」原画展(於:山梨・石和スコレーセンターギャラリー)
2004年
1~2月 、個展「春のめぐみ」版画展(於:山梨・桔梗屋アートギャラリー)
2006年
9月、出展「18個」(於:横浜市民ギャラリー)
10月、出展「愛」(於:清水ヶ丘教会)
2008年
3月、みんなの聖書・絵本シリーズ「原画展」(於:銀座教文館エインカレム)
4月、TV、ライフライン「聖書の絵本」出演(太平洋放送協会)
2012年
10月、個展「杉田幸子の絵本聖書原画展&クリスマスと恵みの版画展」(於:銀座教文館ギャラリーステラ)
2013年
6月〜7月、回顧展「杉田幸子の描き続けた童画展」(於:甲州市・ぶどうの丘美術館)
絵本
「のはらのひつじかい」「おおおとこをたおしたダビデ」(シーアール企画)・「かみのこひつじイエスさま」(サンパウロ)・「みんなの聖書絵本シリーズ・新約聖書18巻」(日本聖書協会)・こころの絵本「さっちゃんの一日」(山梨市教育委員会)・「ぴったりのプレゼント」(文研出版)・「クリスマスのおとずれ」(ドンボスコ社)など。◎著書「横浜のヘボン先生」「リニューアル版ヘボン博士の愛した日本」《文・絵共》(いのちのことば社)◎紙芝居「せかいのはじまり」(AVACO)など。
※その他に小・中学校教科書や月刊誌および児童書などの表紙絵、挿し絵を長年制作。

杉田幸子とチロルと盛岡個展

▲︎左:絵本にもなった猫の「チロル」と一緒に山梨にて
▲右:故郷・盛岡にて個展「よろこびの贈りものークリスマス原画展」